西尾和美著アダルトチルドレン
癒しの・ワークブック
本当の自分を取り戻す16の方法より

第一部 自分の過去を知る

step2 いまの自分を知る

自分を見つめなおす
自分がアダルト・チルドレンだと認めたとき
どういうところがアダルト・チルドレンの
影響を受けているのか
チェックリストで認識の確認をします。

ここでは私があてはまっていることだけを書きますので
ここには書いていない沢山の項目があることを知ってください




物事を最後までやり遂げることが難しい
☆自分に自信がない、自分がだめだと思う
☆人生を楽しむことが下手である

今まで劣等感でうじうじと生きてきたつもりは無い。
理髪店で働いていたときも
誰よりも上手になろうとがんばった。

母譲りの器用さで仕事を早く覚え
また、上手だといわれていた。

同僚や先輩などよりも早く
ステップアップするように
閉店後も練習を怠らなかった。

スーパー、デパートで
勤めるようになったときも
客受けも良く、上司から信頼される存在だった。
ただ、このときも「お客様は神様です」
というような
どんな無理難題でも従わなければならない
姿勢に嫌気がさしてやめてしまった。

その後も「あんたたちとは違うのよ、
無駄に苦労して生きてない
負けるもんですか」

というような考え方でいたから
同僚とはうまく行かず。
アロマセラピーで独立するために
やめて、アルバイトやパートをしながら
訪問、部屋の一室を開放して仕事を始めたが
うまいようにお客さんも集まらずに
アルバイトとどちらが本業かわからなくなり

アルバイト先でごたごたがあって
やめようとしたときは体も心も疲れ果て
医師に相談して今は生活保護をもらって
療養をしている。

こうして私は私なりにがんばってきたつもりでも
何一つ完成させたことは無くて
一人の人間として自信の持てる生き方とはいえない。

幼少のころから
何かしようとすると
邪魔されたり押さえつけられたり。
いじめにあったりで

心の中で私は知能も力も劣っているだけど
人には負けたくないという
頑なな心で生きてきた。

いつしか心に鎧や棘をまとってしまい
誰とも親しく長く付き合ったことが無いし
友達もいない。

年をとって一人ぼっちはやはり辛いものがある。
こんな生き方のどこに自信を持っていいのやら。


☆他人と親密な関係がもてない

他人と親密な人間関係ってどういうものなんだろう
そのときそのときに必要以上に他人に合わせていたから
親密な関係そのものがわからない。

小学生のときに転校してきて依頼
いじめられていた。
それでも近所の子たち数人と友達になって
リーダー格の女の子に
いつもくっついていた。

彼女は友達も多くて
皆に好かれていた
彼女と一緒にいると
いじめられることがなかったと思う
(あまり覚えていない)
私はそんな彼女を眩しく見ていた。

中学時代にとても仲の良い友達ができた。
私は嬉しくていつも一緒だった
何をするにも一緒だった。

彼女は高校へ進学し
私が理容師の修行に小倉に行ったときも
何ヶ月かは手紙が来ていた。
彼女からの手紙が途絶えて
正月休みで帰省したとき
電話をしてみた。
「私が高校に行かなかったから
友達でいることが嫌になったの?」

友達「うん」

「高校の友達のほうが大切だから
もう付き合えない、
あなたは過去の友達として大切にする」

そのときのショックは
今でも鮮明に覚えている。

「今までお友達でいてくれてありがとう」
やっとの思いでそれだけが口に出た。

水色の電話ボックス。

泣きながら帰った道。

それからだった人を信用できなくなり
何不自由なく暮らしている人に
どんなことでも敵対心を燃やし
絶対に負けることはなかった。

中学時代の彼女の言葉が
私を人間嫌いにさせる引き金になり
どんなに親切な人がいても
その人の心の裏を読むようになった。

私には親密な関係なんてわからない。
人とのかかわりはいつも
何か代償を求められてきた。


☆白黒をはっきりさせすぎ
☆ほどほどにバランスをとることができない

☆何かあると反応的に反応する
☆または何の反応も示さない


☆必要のないときにもつい嘘をついたり
ごまかしたりする




ご近所の付き合いもきちんとしなければダメ
主人の機嫌もとらなければダメ
子供たちも素直に育てなければダメ

それをできなかった私は
ダメな人間で
出来損ないの人間だ。

主人たちがお酒を飲むことに対して
過敏に反応していた。

その時期から
楽しいとか嬉しいとかわくわくする気持ちが
なくなっていた。

どうせ嬉しいことがあった後は
それよりももっと悪いことが起こる
だから、浮かれる事なんて出来ない。

そういう風に私の気持ちは形成されてきた。

必要のないときにもつい嘘をついたり
ごまかしたりする☆
周りを取り繕うことが
身についてきて
自分の意見がなくなっている

傍にいる人に合わせる
自分の考えることがたとえ違ったとしても
周囲の空気を乱すことは悪いことなので
協調することに終始していた。


☆何が正常で何が異常なのかわからない☆

私が良いと思ってやってきたことが
ことごとく壊されてきた。

主人を立てることも
子供を育てることも

どうやったらいいお母さんなんだろう
どうやったらいい妻なんだろう

私がしてきたことは
なんだったんだろう
私は母から家庭を作ることを
教えてもらえなかった。

私の家はいつも何か問題があって
父は家庭を捨てて出て行ってしまったきり
音信不通だった。

母は毎日を送ることに一生懸命で
私に女として大事にするものが何であるのか
教えてくれなかった。
だから母を反面教師としてみて
母のようなお母さんにはなるまいと思っていたが
結果的に母のように悪い影響を
子供たちに与えてしまった
私はどうしたらよかったのだろう。

私はどうしたら
平和な家庭を作ることができたのだろう。

どうして私の周りはいつも
問題があり、気を休めることがないのだろう。
もういいんじゃない
もうここらで休んでもいいんじゃない?

自分でコントロールできない状態が起きるとパニックを起こす
☆理由もないのによく腹痛や頭痛があり体調の良い日がない

☆過食症を起こしている
☆生真面目で他人の言うとおりにする
☆いつもせかせかと衝動的に行動する

何かが起こるのではないかと常に恐れる
☆他人の目が気になる、被害妄想に陥る

☆完璧でないときがすまない
☆顔や体に表情がない
☆抑うつ状態に陥る
☆離人感、解離で自分が自分のような気がしたりする
☆怒りが爆発したりイライラしている
☆記憶が鈍ったりいつも嫌な記憶に悩まされている
☆コミニュケーションがまったくできない
☆自分がどうなるのかわからず目的もなく自己確立していない
☆人が苦手で人のいる場所にいけない
☆引きこもっている
☆共依存的な行動をとりや
すい

ほとんど当てはまっていました。