第一部 自分の過去を知る

step 4 私に何が起こったか

☆自分の傷を認める

まず、障害や傷がどのようにして作られたのかを
認識しなければ適切な手当てはできません。

自分たちの代でこの不全さを断ち切るためにも
自分の心の傷を認めることは大切です。

★自分の心の傷を認めることを許す

1・
私は本当に虐待などの
心の傷を家族から受けていたか

父の話によると私は周囲の人誰からもかわいがられて
虐待などはなかったはずだと言う。

特に伯母が生まれたときら可愛がられて
当時誰も着ていないような可愛い洋服を
あつらえて着せてもらっていたそうだ。

一般的ではなかった
レストランでクリームソーダやホットケーキを
食べさせてもらった記憶がある。

しかし、私は本当に伯母から愛されていただろうか

その頃には母に従順でいるように
コントロールされていた
それは自分の意思を出してはならないことだと
子供ながらに身に付けていたものだった。

だから伯母には手のかからない
可愛い着せ替え人形だった。

自分からそんな服は嫌だとか
眠たいから行きたくないなどと
自分の意思を出す事を知らない子供になっていた。

ただ、伯母のところに行けば
母からの厳しい叱責にあわずにすんだので
安心していられたのだと思う。









心の傷はまだある
でも今ではじくじくと痛んではない。

せっかく35年ぶりに父から電話があって
今では良い親子関係を作っている。

私は今から大人になる。