西尾和美著アダルトチルドレン
癒しの・ワークブック
本当の自分を取り戻す16の方法より

step 1 本当の自分を取りもどすために

☆自分について学ぶために



私の育った家族に何が起こっていたか

私はどこで生まれてどういう風に育ったかということが
鮮明には思い出せない。

あるときは二歳くらいだったり
あるときは小学生くらいだったり

順序だてて思い出そうとしても
頭の中に出てこない

そして、家族がそろっているところが
思い出せない。

私の記憶の中はいつも誰かが欠けている。
それはお父さんだったり、妹だったり、母だったりする。

私自身が私の家族と一緒だったことが
少なかったのだろうかあやふやだ。

私の伯母は子供が一人しかいなかったために
私を可愛がってくれた。
その無責任な可愛がりようは
幼い私に歪んだ形で刷り込まれていった。

「お前の母ちゃんはろくな女じゃない」
そういうことを伯母や伯父から刷り込まれていった。